ステムナットが弛んでる?って言うか締め込めない...?いやいや弛まない...?
何とかナットを弛め、バラして様子を見る。

なめてるよ...orz。

取り敢えず、旋盤でざっと修正。

綺麗にはなった、が、ネジは再生出来ない。アルマイトも剥がれる。
この辺り鉄だとある程度溶接+切削での修正も可能。お薦めはしないけど。

で、ステムナットの方を製作。ダブルナットなので厚みも十分取れる。突貫なのでアルマイト無し。
純正ナットはスチールで作りも悪く、ネジ山はバリだらけ、多少なりステム側雄ネジに悪い影響はある。
違う材質を使うことを考えるとここは製作した方がいいかもしれない(`_` )。ステムに付属するかちょっと考え中。

最終的に溝を掘って完成。
この厚みがあればスパナなどでも回せるように上半分6角にした方がいいだろうか(`_` )。
今回のステムシャフトネジ山の欠落について。
ステムナットの緩み。緩みの一因にはIV型を〜III型にコンバートでの使用のため、一部カラーの厚み不足。
弛んだ状態でのハードな使用。転倒3桁に及ぼうかというジムカーナ(と練習)での使用。
状態的に違和感は少し前からあったはずなんだけど...。
状況に見合ったメンテナンスをしないと各部の状態を悪化させるだけなので注意。
バイクからの情報をもうちょっと正しく判断して欲しいなぁ、というのが本音。速く走るための情報処理ばかりではバイクも不遇。
車両が空いたらステムシャフトの打ち換えとステムナットの製作又はアルマイト加工予定。
バイクに無茶させないで早めに持ってくるように。
ここまで壊れてやっと違和感が解ったと
言う事は、ここまで壊れなければ違和感
がわからない程度の走りって事で・・・
やっぱ、悲しいっす。こんな壊れ方を見るのは・・・
タイムにがっつり貪欲なのは良いと思うんですが、どうもバイクを蔑ろにしすぎる感じがして、作り手としては悲しい限りです。
タイヤがどうのセッティングがどうのという話がかすんでしまいますよね(`_` )。
セッティングって無理ですよ。
そこにあるのは、旨いかまずいかの
判断だけで、素材のバランスを取る
事とは本質的に違いますもん。
そんな状態だと、どんなに良いパーツ
入れても、そのパーツ単体の十人並み
のポテンシャルを得るのがせいぜいって
気がします。
セッティングって総合的なバランス取り。
速く走ろうと思うほど、冷静に観察
しなきゃいけないと思うんですけどね。
でもこれって言っても解って貰えない
んすよね。。。。。。。
車両自体もう少し丁寧な扱いをすれば気が付きやすくなると思うんですが、それをしないから余計気が付きにくいんじゃないかと(`_` )。
走る、タイムを出す機能以外に気をつかわれない車両が最近は不憫です(-_-;)。
向こうは途中まで書いたけど読み返したらえらくきつくなってたので消去しました...(^_^;)。
モータースポーツって機械を使う競技だったりして、だから機械をどれだけ使いこなすのかと言う一面は絶対にあるわけですよ。
改造が許可されている場合は不具合箇所をいじる訳ですけど、当然その為には機械の事をある程度理解しなきゃいけません。
例えば、ステアリングステムシャフトをアルミにする。目的は軽量化です。軽量化はマシン改造をする上で最優先事項と位置付けても良い類のものですから、これを作る事は正義です。
だがしかし、当然短所もある。アルミは鉄に比べて弱いのです。脆いのです。ならば当然オペレーターはその事情を考慮して機械を動かすべきなのですよね。もちろん理論も大事。運転手だって理論くらいは頭に入れておかないとね。っつーか、理論も無しに操縦は出来ないですよ。そしてそれは決して気合や根性で超えられる物ではないのです。
わかんねーんだから、ノーマル乗ってろよって私は某所でよく書いてますけど、この言葉の意味することの本質はここにあるんですね。
パーツは作ったら終わりではありません。進化しなきゃいけません。その為には、オペレーターが作り手に対して有用な情報を返さなければいけません。
この事例を例に取ると、私は別にすっころんだ結果として、ステムのねじ山を舐めてしまう事は別に悪い事だとは思いません。バイクは転ぶのが当たり前だし、転んだら壊れるのもまた当たり前です。ただし、その代わり作り手にはどれくらいの転倒でこれが起こったのかを伝えると言う事が大前提です。そこに進化のヒントが生まれるんですね。
しかし、いつのまにか壊れてましたじゃ、作り手はただの修理工に成り下がります。当然これじゃ作り手がへそを曲げるのは時間の問題と言う事になるわけです。
・・・っつーか、他人様にマシン作ってもらって乗らせてもらってた事ありますけど、壊れる兆しで寸止めしなきゃいつでも非難轟々浴びてましたよわたしは。
ちなみに、非難の内容は上に書いたような内容だったりします(笑)