
ゴールデンウィークのセールに合わせタイヤを交換、と言っても購入がセール期間中なだけで、取り寄せだった品物が昨日入ったため今日交換。
まぁ、品物があったとしても待ち時間の関係でセール中は無理だったわけで、作業も雑になりかねないし...
で、交換するのはSRXの2本サスの方。(ほぼ)タンデム用車両。
溝自体はそれなりにあったが結構な年代物で、すでに良い感じに風邪をひき(ひび割れ)、フロントについては若干のエア漏れも起こしていた。
モノサスのSRXもSDRも、前者は硬化、後者はやっぱり風邪っぴきと言った状態で、本当は全車両交換を要するのだが、そこはそれ、色々と都合が(主に金)...(^_^;)
まぁ何より暖かくなってタンデムすることも多くなり、自分はともかく同乗者のリスクは極力減らそうと言うことで交換することに。
作業工賃の節約のためホイールは持ち込むので車両から取り外し、ではなく、若干程度の良い手持ちホイールに交換してしまう事にする。すでにベアリング類は交換済み。
ついでにRS125(ホンダレーサー)用テクマグのタイヤも外して捨てて貰うことして、計4本のホイールを2りんかんに持ち込む。
セール直後の平日昼間だけにピットも暇そうで、即作業に入って貰う。バルブが千切れかけていたのを指摘されたが、もちろんバルブも交換依頼済み。
交換作業は丁寧且つ迅速に終了(^_^ )。
戻ってホイール交換。ディスクなどは車両のものを外して使用、予備もあるけれどわざわざ交換するほどではないし、当たりも取りやすい。
ハブダンパーが若干緩くなっていたが、これも再使用。後で考えたら確か予備があったはず、うっかりした...orz。そのうち交換しよう。

さて、実はSRX-400/600初期型のハブダンパーはくせ者。
正確にはハブダンパーではなくホイールのハブ部分の問題なのだが、ダンパーの入る部分にある丸い出っ張り(おそらく鋳型の材料注入部分だと思う)がハブダンパーを外側に押してしまう。(悪いことにダンパー側の出っ張りと一致する位置にある)


いくらダンパーがゴムとはいえ限度を超えれば潰れない、そのダンパーは何をするかと言えば、さらに外側のクラッチハブ(スプロケ取付部)を外側に押す。
アクスルシャフトで中心部分を内側に締め込まれているとは言え、ダンパー3カ所の外へ押し出す力のバランスが崩れればクラッチハブは歪んで回る。
こうなると今度はスプロケが歪んで回って偏摩耗するわ、チェーンは変な伸び方するわ、クラッチハブベアリングは中古不良品になるわ...要はかなり駄目駄目。
特にダンパーを新品に交換する場合、反発力も高く該当部分の摩耗などもしていないため、非常に具合が宜しくない。
さて、どうするか...簡単な方法はダンパーの接触部分を削ってしまう。
上にも書いたが、ダンパーに丸い出っ張りが有り、おそらくそこはホイール側の出っ張りがないことを前提に接触具合の調整をするために付けられた部分と思われるので、特に必要なわけではない。
ベストな方法はホイール側の出っ張りを削ることだが、凹んだ部分にあるので、ディスクグラインダーなどの適当と思われる工具は使えない、ヤスリで削るのはかなり困難。
おそらく新車で上記の状況になっていた車両もあっただろうが、当時多くの人達が気が付いていればリコールや対策部品が出ていたのではないか?。
なぜかスプロケが偏摩耗するなどの状況が見られる車両もあるかと思う。そのような車両は当然として、初期型ホイールの人は確認してみることをお勧めする。
同じダンパーを使用しているII/III型ホイールは綺麗に処理されている。自分が見た限りでそのような車両はない。
そんなこんなでSRX(3GV1・タンデム用・初期型ホイール仕様)のタイヤ&ホイール交換終了。
タイヤを外しただけのテクマグはSDRに使用する予定だが(そのこともあってSDRのタイヤ交換は保留中)、ブラストあてて塗装もする予定なので何時のことになるやら...(`_` )。